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突然の入院…!(3) [日記]

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こんにちは!
それでは前回に続き、入院までの経緯をお話したいと思います。

原因不明の呼吸困難に陥ったひゃく。地元の病院→大学病院の緊急外来と診ていただき、一度は自宅に帰ったものの、深夜に容体がさらに悪化。
主人の運転で再度、大学病院へ行くことになりました。

深夜2時ころに再び大学病院に到着。緊急外来窓口へ向かいました。

先ほど来た時とは違い、待合室には誰もいません。
まあこの時間帯なら、本当に緊急でしょうから…

夕方に診ていただいたときと同じ女性の先生が、少し驚いた表情で出迎えてくださいました。

「やっぱり、具合悪くなってしまいましたか??」

と言いながら、早速診察を始めてくださいました。


聴診器で胸の音を聴いて、
「やっぱり、音がするね…」

さらに、酸素の値を図るモニターをひゃくの指に巻きつけます。

するとなんと数値は、89…!入院確定です。。


「ごめんね、さっきも頑張ってもらったんだけど、もう一回点滴をしないといけないの…」

と先生がひゃくに申し訳なさそうに話しかけます。


実は先ほどの診察の時に、家に帰るか入院を迷った理由の一つとして、点滴を一度外さなければならないということもありました。
翌日病院に再び来て、再度点滴をすることになったらかわいそうだな…と思ったのです。が、想像よりも早く再び針を刺さなければいけなくなってしまいました。

処置室で泣き叫ぶひゃくを、カーテン越しに「ごめん…」と思いながら応援するしかない無力な母…。この時間はいつもとても長く感じます。

今までに経験したことのないケースが自分の身に起こった場合、即座に正しい判断を選ぶというのはとても難しいですね…。どちらが良かったのか…いまだに自分ではわかりません。


しばらくするとカーテンが開き、数時間前に刺したばかりの手とは逆の右手に点滴をつけ、目にいっぱいの涙をためたひゃくが処置室のベッドに座っていました。

「それでは、入院のお部屋の準備をしますので、もうちょっとここでお待ちくださいね。」

と言われ、ひゃくは移動のために車椅子に乗ってそのまま待機。もう眠さも限界だったようで、車椅子の上で目を閉じて寝ていました。


まだ原因が判明しないため、さらに詳細な検査を引き続き行う必要があったようで、処置室の奥にあったトイレで採尿。点滴を刺した際には、再度検査をするための採血も一緒に行なわれたようでした。

夕方とはうって変わって、静けさの広がる緊急外来の処置室。医療機器の電子音だけが部屋に響き、数人のスタッフは黙々と業務に勤しんでいました。

ここまで送ってくれた主人は、今のうちに寝ておくと言って、待合室の椅子で座ったままずっと寝ていました。

その状態で15分ほど待っていたでしょうか、先生が一枚の紙を持って私たちのもとを訪れました。

「ひゃくちゃんの原因はおそらくこれです。」
と検査結果が印字された紙の、あるひとつの項目に先生は指をさしました。

そこには“RSウイルス”という項目に陽性(+)が記されていました。

RSウイルスとは…??
こういったことに詳しくない私は、「???」がいっぱいになってしまいました。

先生がおっしゃるには、風邪のような症状が出るウイルスらしく、まれに悪化するとこのような状態になってしまうとのこと。
ですが、ひどくなってしまうのは大体1~2歳の小さい子で、ひゃくのような4歳児がここまでになるのはあまりないそうです。

なるほど…年齢のせいで、RSウイルスの可能性が除外されてしまい、なかなか原因が特定されなかったんですね。
「もしかして…」と追加で検査した内容でやっと判明したようです。

「ひゃくちゃんは今4歳ですが、体の大きさは2歳児のちょっと大きい子と同じくらいなので、抵抗力があまりなかったのかもしれませんね…」などと、お話を聞いているうちに、なんとなく自分の中で引っかかっていたものが無くなっていくのを感じました。

はじめ喘息とは言われましたが、「こんな急激に重症化するのかな…?他に原因があるんじゃないだろうか…?」と内心ずっと不安に思っていたので、親としても「そうだったのか…」と、この時点でやっと落ち着いて受け入れられたような気がします。


そんなこんなで、ベッドの準備ができたとのことで、看護師さんの案内で病室に向かいます。

案内されたのは、4人部屋の奥の方の部屋。深夜なので皆さん寝静まっています。

カーテンを開けると、子供用のベッドとその奥に付き添いの親が寝る簡易ベッドが置かれていました。

他の方を起こさないように静かにひゃくを寝かせて、私はそのまま簡易ベッドで寝ることに。主人は、一旦車で自宅に帰りそのまま会社に行くとのことでした。

その時もう時間は午前3時前…主人にとっても大変な一夜だったと思います…。


これで久しぶりに寝れる…と思ったのですが、乗るだけでギシギシうるさく軋む簡易ベッドに横になろうとすると、ひゃくがすぐに察知して泣き出してしまい…。結局椅子に座ってひゃくの背中をさすりながら朝を迎えることとなりました…。

いやほんと、子供はもちろんですが、看病するというのはなかなかハードなことですね…

子供が入院中の親御さんは、心身ともにかなりの負担を負っているんだなあ…と今回の入院で痛感しました。親というものは本当にたくましく強いですね…!


これで入院までのお話は以上です!
ずいぶん長い話になってしまったので、次回の入院中のお話は簡潔にお伝えできればと思います…(できるかな…?)

それではまた!
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