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突然の入院…!(5) [日記]

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どうもこんにちは!
それでは前回の続きをお話ししますね。
いよいよ今回が最終回です!

それは、退院も近くなった入院5日目の夜のことです。

消灯時間になり、「おやすみ~」とお互いのベッドで横になって眠りにつきました。

私は内心、「退院も目の前になってきたし、今日こそはゆっくり寝られそう~♪」
なんて淡い期待を抱きながら簡易ベッドに横になりましたが、そこから30分後…

ひゃくが泣いて起きだしたのです。


モニターの数値も正常…呼吸も別段苦しそうではありません。

「ど、どうした?!」と聞いてみると、

「ここ痛いのぉ…」と右耳を指差します。

最初は「大丈夫?」と背中をさすりながらもう一度寝かせてみましたが、やっぱり痛いようでまた泣き出してしまいます。しかも結構激しい泣き方でした。


これは尋常じゃないな…と思い、ナースコールで看護師さんを呼び出します。

看護師さんも様子を見るだけではわからないようで、
「耳の方冷やしてみよっか?氷枕持ってきますね。」
と頭を冷やす作戦を実行してみることに。

しかし効果はなく、しばらくするとまた泣いて起きてしまいます。

え~…なんだろ…また違う病気が発症してしまったのか…?!
ここにきて…という気持ちで心臓がドキドキしました。

そこで看護師さんが当直の先生を呼んでくださることに。
「今日は幸い、ひゃくちゃんの担当の先生だから!ちょっと待っててね」

しばらくすると、メガネの男性の先生がベッドまで来てくださいました。(前回お話ししたあの先生ではないです笑)

痛いと訴える右耳の内部を器具で良く診てみると…
「確かに炎症を起こしてますね。赤くなっています。中耳炎でしょう」

おお…中耳炎だった…!

「カゼの時など、鼻水が出る病気になるとかかりやすいんです。中耳炎は基本的には自然治癒を待つしかないんですよね…痛み止めのシロップを処方しておきますので、あまり痛がるようだったら飲ませてあげてください。」
とのことでした。

確かに入院中、痰のもとにもなる黄色い鼻水が出ていたひゃく。鼻詰まりが苦しそうで、看護師さんにしばしば鼻の奥に詰まった鼻水を吸引機で吸ってもらっていました。

ひゃくはこれがすっごい嫌いで、やるたびに大絶叫してたので、何かの拍子に耳の奥を傷めてしまったのかもしれません。

しかし、別の病気じゃなくてよかった…
入院の時もそうでしたが、こういう時って原因が分かるだけで大分気持ちが楽になりますね。ここからまた入院が長引くのでは…と思ってヒヤヒヤしました。

先生が去った後、もう一度寝かせてみますが、原因が分かったところでひゃくの痛さは変わらなかったようで(そりゃそうか)、もう一度看護師さんを呼んで痛み止めの薬をいただくことにしました。

看護師さんが持ってきたのは、小さいカップに入った透明のシロップ。
「このお薬すぐに効きますんで、きっと良く眠れると思いますよ!」
と渡してくださいました。

またまた~そんなこと言って…シロップとはいえ、そんなすぐに効くわけないでしょう~?
と思いながら、シロップを飲ませて、再度就寝。


すると、5分後…

なんと、静かに寝息をたてて寝ているではありませんか!
すげえ~~!そんなに効くの?!これ!本当にびっくりしましたね笑

もしひゃくが慢性中耳炎にでもなったら、あのシロップは多分手放せなくなりそうなくらいの効き目です…。

何となくですが、眠ってる時に体が一番回復しているイメージがあって、ちゃんと寝れないうちはなかなか元気になれない気がするんですよね。

薬ばかりもどうかと思いますが、まずは安眠してほしいというのが親の願いでもありましたので、こんなとき薬っていうのは本当にありがたいです。

翌朝、再び耳を痛がることもなく、肺の具合も順調。ご飯も半分以上食べられるようになり、普通のカゼひいてる子ってくらいの調子になってきました。

先生には、今日退院しても大丈夫と言われましたが、昨夜の中耳炎事件があったので、念のため一晩様子を見て大丈夫ならそのまま退院することに。

その夜は、幸い中耳炎を痛がることもなく、無事朝を迎えることができました。私も入院してから、はじめてぐっすり寝られた夜でした…笑

ついに翌日、ちょうど1週間で無事自宅へ帰ることができました!


数日は自宅静養で幼稚園をお休みしましたが、その後先生からOKをもらい、無事日常の生活に戻ることができ、今に至ります。

入院中は鼻水と咳の薬と、呼吸を楽にする喘息用の薬も処方してもらっていていましたが、喘息用の薬だけは元気になった現在でも毎晩夜寝る前に飲んでいます。

先生によると、梅雨明けまでは心配だから飲み続けたほうが良いとのこと。

でも最終的に吸引は不要になりましたし、この薬のおかげかあれ以降ずっと咳も出ていないので、結果としては飲み続けるのも効果があったのかなと思っています。

親としては、色々と大変でしたが、とても勉強になった期間でした。入院って家族みんなが大変になるものだと学べましたし、子供が健康であることは本当にうれしいことだなと感じられる貴重な出来事になりました。

以上、突然の入院についてのご報告でした!
最近緊迫した内容の記事ばかりになっていたので、次回はもっとのほほんとした内容にしようかな~と思っています…

長々とお付き合いいただきありがとうございました。
それではまた!
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突然の入院…!(4) [日記]

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どうもこんにちは!
今回は前回の続き、入院後のお話をしようと思います。

正直私の中では、入院&原因が判明するまでがすごく不安で辛かった思い出があり、お医者さんの管理下におかれた時点で安心感が半端なかったです。

「あとは快方に向かうだけだ…!」
と入院した直後思いましたが、そう易々とは行かないのが人生ですね…。


入院して最初の2~3日は相変わらず苦しそうな早い呼吸が続いており、さらには40度近い高熱が出てきてしまい、快方に向かう兆候はまったくありませんでした。

夜も酸素の値が下がるとモニターが警告音を出すので、気になってしまい、私もゆっくり横になって寝られない日が続き、当時はお互いボロボロだったと思います。

ひゃくはあまり熱を出さない子で、40度近くまで上がったのも生まれて初めて。私はかなり焦ってしまいましたが、看護師さんは慣れたもののようで、「あらら!氷枕持ってきますね~」って感じで、高熱に関してはあまり気に留めていないようでした。

あとから思えば、ひゃくはRSウイルスという感染症にかかっていたので、体の中がそれと戦うため熱が出るのは当然なんですよね。
生きてきた中で一番頑張ってウイルスと戦った…という証だったんでしょうね。


お世話になった大学病院は、チーム制で複数人の先生がひゃくを診察してくれました。
そして正式に担当になったチームは、緊急外来でお世話になった女性の先生がいる所ではなく、違う先生方にお世話になりました。

医療ミスなどを防ぐなどのメリットも多いのでしょうが、先生方は皆さん優秀なためか、自身の見解がそれぞれあって、結構違うことを説明されるんですよね。
喘息だったり、RSウイルスだったり、肺炎だったり…素人の私は、ただ話を聞いて頷くしかありませんでした。

入院して翌日の日中に、3人先生がひゃくの診察にベッドまで来ていただきましたが、その時に印象的だった出来事がありました。

男性でちょっと怖そうな雰囲気の先生が突然訪れ、挨拶もほどほどに開口一番、

「これは喘息ですね」と断言。

私「え…?そうなんですか?RSウイルスと聞きましたが…」

先生「それもありますが、この年齢でここまでなるのは考えにくい。やはり喘息とみたほうが良いでしょう。」

私「……」

先生「…何か納得いっていないようですね?」

私「(ドキリ…)い、いや、先生方皆さん少しずつおっしゃることが違っているので…よくわからなくなってしまって…」

先生「まあ、どちらにせよ治療法は一緒ですから。喘息なので治療は長引くと思いますよ。」

と捨て台詞付きで去っていきました。

な、な、なんだよその言い方……!!と、その時はすっごい嫌な気分になったのを覚えています笑

当時私の中では「喘息ってよりRSウイルスのせいじゃない?」という気持ちが大きかったので、あんな風に言われて受け入れられなかったんでしょうね。
その先生もおっしゃるように、喘息となると治療は長い道のりになることは確かでしたし…。

ほんと、嫌な先生に当たってしまった…と思いましたねその時は笑
あ、今ではそんなこと全く思っていませんよ!口調は冷たかったですが、ひゃくには良くしていただきましたし、とても感謝しています。

でも当時は「あの女性の先生が良かったなあ…」なんて考えたりもしましたけどね…。まるで長澤まさみとおのののかを足して2で割ったような、優しくてきれいな先生でした。(オッサンか)

緊急外来で入院したときも、私が「娘の肺が弱いことは知っていて、気を付けてきたつもりなのに、結局こんなことになってしまいました…」と落ち込んでいたら、

「この歳になるまで深刻な状態にならなかったのは、すごいことですよ。お母さんの配慮があったからこそだと思います。」と優しい言葉をかけていただきました。あの時はほんと、涙がにじみましたね…ありがとう先生。

そんなことを思い返していても、担当の先生は変わりませんし、ひゃくの容体は変わりません。「喘息だろうがRSウイルスだろうが、まずは治すしかないんだ…!たとえ長い治療になったとしても、しっかりと向き合わなければ…」気持ちを切り替え、ひゃくの看病を続けたのでした。

4日目の朝には熱がやっと下がり始め、37度台後半までに。

すると、少しずつ呼吸も楽になってきたようでした。

入院してから、NICUでおなじみだった酸素マスクをずっとしていたのですが、(相変わらず嫌がってましたが…)この時点で鼻からのチューブに切り替えることができ、シャワーもOKに。

ひゃくにとってはこれは大きかったですね~!体はタオルで拭いていたのですが、頭がやはりかゆかったようで、機嫌がずっと悪かったのですが、シャワーから帰ってきたらとってもさっぱりとした顔になっていました。

この時にやっと、快方に向かってきているな…!と実感できました。

5日目にもなると、大分回復してきて、食事も少しずつ食べられるように。診察に来た先生たちも胸の音を聴いて、「だいぶきれいになってきましたね!」と言ってくださいました。

あの捨て台詞を頂いた先生からも、
「こんなに急激に肺の音が良くなるのは驚きました。急速に悪化して、短期間で改善するのは、細菌感染したときによく見られる特徴なんですが、やはりRSウイルスの影響が大きかったのかもしれません。」
といった説明が!

内心「そうでしょう~~?!」とも思いましたが、素人の私には分からない複雑な何かがあってのお考えだったのでしょう…。もうあまり考えないことにしました。笑

いやほんと良かったなあ…

そんなこんなで、5日目時点で明日明後日には退院できそう…とまで言っていただけるまでに回復!これなら今夜こそはゆっくり寝られる…と思ったらなんと、ここでもうひと悶着起こることになるのです…

あ~やっぱり長くなってしまった!
すみません、つづきはまた次回!
それではまた~
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