産院での入院生活について [入院期]
ひゃくちゃんを出産した翌日にはもう母乳が出始めた私。
ここから私の母としての入院生活が始まりました。
体はものすごいスピードで母へと変態を遂げていました。出ると分かるとすぐさま看護師さんが哺乳瓶の瓶の部分だけを持ってきてくれました。
「まずは手で絞って頑張って搾乳してみて!はじめから搾乳機を使うとうまくいかないから~」
まずは1時間おきくらいにしぼっていきました。2日目にしてすでに乳が張り出してきて、しぼるのにも慣れていないため、痛いしあんまり出ないし…と思っていたら、回を重ねるごとに量が増えていきました。
始めは頑張っても10mlくらいしかしぼれなかったものが、だんだんと30mlくらいにみるみると増えていき、だんだん搾乳が楽しくなってきました。
搾った母乳は”母乳バッグ”なる小さなビニール袋に入れて冷蔵保存していくようにと言われました。
病院の売店で母乳バッグが売っていたので購入して、母乳を詰め替えたら袋に名前と日付を書いて授乳室にある冷蔵庫に持っていきます。
母乳は生ものなので、搾ったらすぐに冷蔵庫へ!入院中の私は数時間おきに病室と授乳室を往復する生活でした。
この産院ではトラブルが発生したお産のケースは珍しかったようで、赤ちゃんと離れて過ごしているのは私だけでした。
授乳室には新生児相手におっぱいを吸わせようと奮闘する新米ママがたくさん。
お産で体力も無くなり、ボロボロの体なのに夜中も数時間おきに起きて赤ちゃんの体重を測っておっぱいをあげてまた体重を測って寝かせる…(授乳の前後に体重を測ることでいくら飲んだか測るためです。)
想像するだけで大変すぎます…
私も搾乳のペースは同じですが、小さいまま自然分娩で産まれたので私自身の体の負担は普通のお母さんたちに比べるとはるかに少なかったと思います。
普通に廊下をすたすた歩けましたし、赤ん坊を抱いて移動する必要もありませんでしたので。
ですが、他のお母さんの方がずっと大変なはずなのに、私には皆さんがとっても幸せそうに見えました。だって一番会いたかったその赤ちゃんがちゃんと腕の中にいるんですから。
おっぱいを搾って、授乳室へ持っていくときにたくさんの親子が仲睦まじく授乳の練習をしている風景を見るのが当時はとても辛かったのを覚えています。
なんというか…カップルだらけの旅行先に自分だけ遠距離恋愛のため一人で旅をしに来ている…そんなような寂しさで胸がいっぱいになっていました。
でも今思えば、もっと悲しい結果になってしまったお母さんもたくさんいるはずです。こんなことでメソメソしててはいけないと思うのですが、当時は色々と物事が急変しすぎて気が滅入って弱っていました…すみません。
一方でおっぱいの方は順調で、搾乳量はどんどん増えていきました。
その日の夜には搾乳機を借りてガンガン搾りまくっていました。搾乳機には目盛りが付いているので、これだけ搾れた!というのが目に見えて分かるのが楽しかったです。
こういう貯めたり、収集したりとか好きなんですよね~
私の産院での生活はこんな感じで過ぎていきました。
そして3日目に先生から数時間ならということで外出許可を頂けたのです。
遂に娘との再会が叶うことになりました…!
つづく
こんばんは、niceとご訪問ありがとうございます^^
ブログを拝見していましたら、もう2歳になられるのですね。
今が一番大変な時期だと思いますが、頑張ってください(^o^)
by ワンモア (2016-04-02 01:06)
生まれてから一緒にいられないのって寂しいですよね。
うちの子も3日くらいでしたがNICUに入っていました。
産科の隣の棟に小児科があったので、頻繁に会いに行ったり授乳しに行ったりすることはできたのですが、生まれてすぐにNICUに連れて行かれたので寂しかったし、泣いたことも覚えています。
同室になってからもNICUに入っていた子は授乳室には連れて行けず、他のママさんともとほんど交流もできなくて寂しかったなぁ。って、思い出しちゃいましたー。
by ちぃ★ (2016-04-02 22:27)
ワンモアさま
こちらこそ、ご訪問とniceありがとうございました^^
そうですね!今年の7月で2歳になろうとしています。思えばあっという間だったような気がしています。。去年より育児は楽になったかな~?と思い返しましたが、あんま変わってませんでした笑
大変ですが頑張ります!
ちぃ★さま
ご訪問とniceありがとうございます!
そうなんですね…同じ体験をされた方からそのようなお言葉をかけていただけるのはうれしいです^^
これからNICUのお話が続くと思いますので、「こんなことあったな~」と懐かしんでいただけたら幸いです^^
by tsumi (2016-04-03 01:50)